FM三重『ウィークエンドカフェ』2019年11月2日放送

今回のお客様は、志摩市でスポーツに関するさまざまなことに携わっている方です。
マラソン大会、サイクリングレース、そして志摩市出身の力士・志摩ノ海関の後援会長、山下弘さん。
志摩ノ海関は、只今、前頭6枚目。
場所中の成績は、町の皆さんの世間話にも上ってきます。
そんな会話が嬉しい山下さんです。

摩ノ海の活躍に老若男女が喜んでいる

春のスペイン村のマラソン大会と、9月に開催される『鳥羽志摩線』というサイクリングパーティーの実行委員長と、12月1日に開催されるサイクリングの大会もさせてもらっています。
けっこう楽しく、いろいろな事業に取り組んでいます。
相撲の『志摩ノ海』が志摩町出身ということで、志摩のメンバーが後援会を立ち上げました。
なんとか良い関取になることを期待しています。
『志摩ノ海』という名前を付けたことによって、1月・3月・5月・7月・9月・11月と、大相撲のときに必ず『志摩市』が出てくるので、とても志摩を元気に盛り上げてくれています。
我々も逆に志摩ノ海を盛り上げて、いつまでも志摩市という名前を日本全国に発信していければと考えています。
相撲が始まると本当に「今日は勝った!良かったな」「今日は負けた!どうしたんだ」とか、いろいろな電話が2週間の間に入ります。
みなさんよく見てくれているなと思います。
やはり志摩ノ海効果というか・・・いい効果を生んでいると感じますね。

 

粧廻しは伊勢えびの柄と真珠でできた志摩の波

昨年の11月には十両でギリギリいられるかな、幕下に落ちるのかな・・・というところまでいきました。
が、この1月から素人には何が変わったのかわかりませんが、急に元気が出てきて、十両二場所連続優勝を達成し、幕内で敢闘賞をいただきました。
志摩ノ海がとても元気になったということで、それにつられて志摩市も元気に盛り上がってきたなという感じがします。
十両に上がった時点で、みなさんから声が上がってきて、化粧廻しを作る実行委員会を立ち上げ、そこで制作にかかりました。
化粧廻しは伊勢海老をメインにして、志摩の波を真珠で表現。
志摩ノ海に志摩をPRしてもらおうと、贈らせてもらいました。
志摩市内、市外の後援会のメンバーからご寄付をいただき、素晴らしい化粧廻しをが完成いたしました。
みなさんの協力もあり、本当に良い物ができたと、感謝を申し上げたいです。
彼もそれを付けることで、なんとかまだ上を目指して頑張ってくれると考えています。

 

ノルルマラソンのおもてなしに感動、志摩でも開催したいと思った

中学時代から高校までバスケットをしていて、社会に出てからは特にありませんが、ジョギング程度はしていました。
一番楽しかったのがホノルルマラソンに5〜6回参加したことです。
一応全て、タイムは別として完走してきました。
ある年に、ホノルルマラソンに志摩青年会議所のメンバー五十数名が参加しました。
そのときの向こうの方々からの歓迎と子どもたちのボランティアのあたたかいおもてなしが心に残って、志摩市でも何かスポーツイベントをしようとなり、そこで持ち上がったのがマラソン大会『ロードパーティー』につながりました。
当初は700名くらいの参加がでしたが、場所をスペイン村に移してから徐々に増え、9000名まで行きました。
今は6〜7000名で落ち着いています。
そのランナーをおもてなしするのに、800名から900名のボランティアの方々が市内、市外からも参加してくれて、協力してもらっています。
いろいろな場面でボランティアの方々やランナーの方に、志摩を楽しんでもらっていて、とても良い事業になったのかなという気持ちです。

 

きなイベントではないが、温かい気持ちになれる大会

サイクルマラソン鳥羽志摩線大会は今年で21回目になります。
大会のネーミングは、鳥羽と志摩の地名を入れていること。
これもボランティアのみなさんで、参加者の参加料のみで運営しているということで、もあたたかい小さな大会です。
参加者は300名前後の、とても楽しい大会となっています。
鳥羽市、志摩市を往復する大会なので、たまたま鳥羽水族館の元館長中村幸昭氏にお話を持って行った時、何かいい名前はないかと考えていたところ、「鳥羽と志摩で『鳥羽志摩線』はどや!」という話になり、それは良いと。
競うことが目的ではないので、あまりタイムも測らず、交通ルールに則って走ってもらうので、『道を飛ばしません』から、この名前に決定しました。
鳥羽志摩線は毎年前夜祭を志摩町で行っています。
例年2〜30人が前夜に来て、美味しい伊勢海老を食べながら一杯飲むと。
それで参加者の交流を図るという目的もあります。
みなさん楽しみにして来てくれますので、志摩の食を楽しんいただければありがたいなと感じています。
1回目から21回目まで、通して来てくださる方が何人かいらっしゃって、志摩のファンになってもらえたようで嬉しいですね。
毎年毎年、今の時期になるとまた会えると思い、待ち遠しいです。

これからも次の世代に引き継いで、さらに元気よく、もっと活発な大会にしていきたいと考えています。
なんとか代替わりをしていきながら、私も微力ながらお手伝いをさせていただけたら・・・と、考えています。